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夏季信越大会開会式&一回戦

2015.06.22

北陸地方の梅雨入りが発表された翌日、天候は晴れ。2015年6月20日(土)長野県須坂市の須坂市営野球場にて、2015年度日本選手権信越大会開会式が行われ、夏の戦いが幕を開けました。今年は合同チーム1チームを含む44チームの出場。我が新潟江南チームも堂々とした入場行進を見せてくれました。新潟江南シニアは同球場の2試合目15時30分から飯田シニアさんと一回戦。開会式が終わると別会場で設営担当や試合となるチームの選手、スタッフ、保護者の皆さんが一斉に移動開始。移動が無いのは選手にとって集中できる環境だと思う。スタッフとしても移動のルートや所要時間を考えずに済み、抽選に臨んだ理事長の黄金の右手に感謝!
 
試合までの時間を有効に使ってコンディションを整えた。一回戦をバックネット裏で観戦。私の横に座っていたのは長野南チームの応援に来られたおじいちゃん。試合中から私の持っているプログラムをちらちらと気にされている様子・・・。どちらからともなく会話が始まった。語り口がソフトで野球好きな気持ちの優しい方だった。コピーして持っていた組合せ表を差し上げたところとても喜んでくれた。長野南チーム、新潟江南チーム、共に勝てば翌日対戦することになる。長野南チームは2-1の接戦を制して勝利。頑張って下さい。明日戦いましょう!と激励をいただいた。
 
15時30分いよいよ新潟江南シニアの戦いが始まった。水曜日の平日練習を見学した感想は特に気負いもなく、リラックスした雰囲気と表現もできるけど・・・。何か気合い乗りの部分で物足りなさを感じていたが、今日は全く違う。気合が入っている!集中している!良い雰囲気だ。こちらも応援に熱が入る。江南先行で試合開始。初回2得点で上々のスタート。決定打が出れば大量得点のピンチが何度となくあったが、ピッチャーの根気強いピッチング、キャッチャーの考えた配球、セカンドのファインプレーなど全員が守って守って凌ぐ。セカンドのファインプレーはライト前へ抜ければ流れが完全に向こうへ渡ってしまう場面で飛び出した横っ飛びのキャッチ。ビッグプレーだった。3回、5回と得点を許して2-3とリードされた6回表。ランナー一塁の場面で3番に座ったピッチャーが3ベースヒット!センターの頭上を高々と越えていく衝撃的な当たり!同点だ!と誰もが思った次の瞬間、センターからセカンド、ホームへの中継でホームクロスプレーでアウト。相手に飛び出したビッグプレー。これ以上ない正確な中継プレーだった。こういうプレーの後の攻撃は怖かったが、ここも粘りの守りで6回裏を0点に抑えた。迎えた最終回、スコアボードに刻まれた得点は0。敗戦となった。
 
どちらにもワンサイドの勝負に転がった可能性のある試合。新チームとなってからの秋季大会、新人戦と力の差、気持ちの差を思い知らされた所からのスタートだった選手たち。勝った試合、負けた試合、試合内容にこれほど波の大きかったチームは過去なかったように思える。しかし最大目標のここ一番の試合で選手全員が実力を発揮し、応援する側に気持ちがビシビシ伝わってくる最高の試合を見せてくれた。ここまで選手を育んでくれた監督、コーチ、サポートしてくれた保護者、応援してくれた全ての皆さんには感謝しかない。そして選手達にはこのチームとして残された時間、この悔しさを胸に、更に『心ひとつ』に練習、勝負に挑んでほしい。
 
勝負事は勝たなければならない。『勝負所』で敗退の現実。厳しい結果になったが、勝ちにこだわり、選手を野球人として、そして人として育てる。新潟江南リトルシニアは藤井監督の野球指導者の目線、教員経験からの教育者としての目線での指導の下、チーム一丸となっての『本気の取組み、挑戦』をこれからも続けます。
今後もご声援!よろしくお願い申し上げます。
 
 
 

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