ブロック予選から狂いはじめた歯車…
今まで積み上げてきたものが、一気に崩れさり、何をしても上手くいかない…
守れない…打てない…得点できない…抑えれない…
監督、コーチは悩み、選手は悩み、まるで、出口のない迷路をさまよっているようだった…
結果が出ず負け続ける練習試合。それでも、諦めることなく練習を続け、指導を続け…
楽しいだけでは逆境に立ち向かえないと、厳しいことを投げ続けてきた…
そして気づいた…結果が出ないことで、これまで努力してきたことに自信を取り戻せない選手たちへ何をしてやるべきか…
背中を押して上げることだった…
一人づつ選手の調子が上がってきた…あと少し…キーマンであるアイツの調子が戻れば…
和歌山遠征での試合前に監督は彼に課題を与えた。
「エラーしてもかまわん、打てなくても構わん...今日1日、大声を出し続けろ」と…
彼は大声を出し続けた…少しづつベンチが活気を取り戻してきた…
そして、和歌山シニア戦第3試合、久しぶりに連打が生まれた…
その中に彼はいた…
人知れず黙々と努力を続けてきたアイツもいた…
ようやく長いトンネルの向うに小さな光が見えた…
そして次の日の池田シニア戦…これまでが嘘のような猛打…選手たちがダイヤモンドを目まぐるしく駆け回る…
長い長いプラトーだった…
でもまだ満足はしてはいけない…プラトーを乗り越え、やっと、この時期に本来やらねばならないことに、取り組んでいかなければ…大会まで残る日にちは少ない…