アメリカで生まれたベースボール、日本では「野球道」とも云われる様にひとつの武道と捉える 見方があります。 礼に始まり礼に終わる、また道具を使い真剣勝負に挑む。 身体も心も最も成長する大切な中学時代に、このすばらしいスポーツを通して「心・技・体」 を鍛える事は、その後の人生において大変有意義なことは言うまでもありません。 【心】 スポーツ全般に言えることですが、スポーツとは単なる「体を使う遊び」という要素に、 「ルールに基づいて勝敗を競う」という要素が加わり「ゲーム」として発展してまいりました。 そして、ルールを守って行動するという社会の基礎的な能力を訓練するのに絶好のソフトとして、 教育に利用されるようになった経緯があります。 そこで江戸川東リトルシニアでは ・気持ちの良い挨拶 ・物や人に対する感謝の気持ち ・仲間や相手チームを思いやり励ましあう心 ・苦しい状況を乗り越えていく精神力 を大事に指導してまいります。 【技】 野球の指導を行う際には、指導の仕方として「ティーチング」と「コーチング」という二つのアプローチ を大事にすることが重要だと考えております。 投げる、捕る、打つ。走るなどの野球の基本動作を身につけるための技術の習得にあってはまずはしっかりとした 基本練習を正しい知識や方法に基づいて教える(ティーチング)ことがスタートと なります。ティーチングにより基本を身につけてきたら、その次の段階の指導で重要になってくるのが「コーチング」 です。コーチングにおいて大事なことは「教えすぎないこと」にあります。 選手を尊重し、相互の信頼関係の中で、選手が抱える課題に対する答えや目標に対してとるべき行動を、 コミュニケーションを通じて選手自身から引き出すのがコーチングです。 これによって、自ら考え、工夫し、挑戦する選手を育成していくことを目指します。 これから入団される皆さんはまだ中学生になったばかりですからまずは ・力強いスローイング ・力強いバットスイング ・強くてケガをしにくいフィジカル を大事に指導してまいります。 【体】 「子どもは小さな大人ではない」 子どもと大人の身体は大きく異なり、大人が行っているトレーニングと同じことをすれば、トレーニングの 効果が思うように得られないばかりか、ケガのリスクを高めてしまうおそれまであります。 一方で、成長途中である中学生の時期だからこそ、優先的に行っておきたいトレーニングも存在します。 中学校に進学し、野球というスポーツをクラブチームでやっていこうと決断したからには自分はもう「アスリート」 であることを自覚してもらう必要があります。 なぜかというと一般的な中学生と比較して運動量が多くなるため、貴重な成長時期に思いもよらない障害を抱えて しまうことがあるためです。 そのような悲しい出来事にならないように江戸川東リトルシニアでは、下記のような指導を心掛けています。 また、理学療法士資格を保有したトレーナによる指導も行っております。 ・筋肉・関節の柔軟性や可動域の向上 ・心肺機能を含めた基礎体力の向上 ・身体操作能力の向上 ・体幹の安定性 ・食育 特に「食育」に関しては、保護者様のご協力が必須となってきます。とにかく無理やり大量に食べる・・・ というような過度な食育は行っておりません。 食事ですからおいしいものを楽しく食べることが大切です。(たくさん食べれるようになるのも大事です)が、 先ほども申し上げた通り一般的な中学生よりカロリー消費が激しくなりますので、特に注意頂きたい のが「糖新生」です。体がエネルギ-不足に陥ると、筋肉を分解して生命保持に必要なカロリーを補給するメカニズムです。 せっかく質の高いトレーニングをしてもまったく意味ないどころか、トレーニングしないほうが良かったなんてことにもなりかねません。 その為、一度に大量に摂取するのではなく、活動時にはお弁当と捕食(おにぎりやエネルギーチャージゼリーなど)をご用意頂き、 午前捕食、昼食、午後捕食の食事を行います。 参考・・・高校球児の一日の消費カロリーは4,500kcal これ以上のカロリーを摂取しないと体は強くなりません。 【体罰・暴力・ハラスメントの根絶】 今のご時世当たり前かもしれませんが、俗に言う昭和時代の指導は致しません。 ですが、先ほど紹介しました【心】の部分で疎かにしたり、不貞腐れりたり、仲間や相手に不快な思いをさせるような ことがあればそこはしっかりと指導させて頂きます。 【中学硬式野球 日本一を目指す】 一般的な中学生よりも、厳しい環境で野球をすることを決心したのであれば、やはり 「日本一」という目標がなければ苦しいことも辛いことも続けられません。 「日本一になれ」ではなく「日本一を目指す」 その向上心が結果的に野球が上達する一番の近道だと考えています。 |